2/3ページ目 「実は…みんなにもあるのよ」 「「え……」」 悠と枢の声が揃った。 「ん?」 悠と枢が青ざめる理由を知らない優姫は首を傾げた。 **** 「やだ〜!悠も枢も凄くかっこいー♪優姫はやっぱり可愛いわ〜♪」 樹里は頬を両手で押さえてニコニコと笑って、幸せそうに飛び上がる。 「意外と温かい…ね」 悠は青色のチャイナ服。 「ブカブカ…」 枢は水色のチャイナ服。 「おにいさま、かっこいぃ」 優姫はピンクのチャイナ服。 「……そうかな?」 優姫にそう言われ、枢は恥ずかしそうにポリポリと頭をかいて、にっこり微笑んだ。 「でも樹里、これ着る必要あるの?」 悠が微笑みながら聞く。 「たまには良いじゃない」 ニコニコ、嬉しそうに樹里は微笑み返した。 「おにいさま」 「何?優姫」 「ゆきってなにでできているの?」 急に話が戻った。樹里と悠は何と答えるのか気になり枢に目を移す。 「え……雪は…」 枢は困った。なぜなら、枢は雪の仕組みをあまり知らないから。 「えーと…雪っていうのは…えーと、えーと……」 うーん、と必死に理由を考える枢を後ろで両親がクスクスと笑った。 「笑わないでくださいよ…//」 「あまりにも枢が面白くて、つい…ぷっ」 悠が笑いを我慢するべく口を手で押さえた。 「あ、…星たちが集まってできたんだよ」 枢がとっさに言った。 「「アッハハハハ!」」 両親が腹を抱えて笑い出す。 「ほ…星だって!…っハハハ」 樹里が壁を叩きながら大笑いし、ついに涙まで流した。 そんな樹里を見て、枢はやばいと察し、両手で真っ赤になった顔を隠した。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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