1/5ページ目 白選館高校を卒業して、5年が経つ。 卒業後、S・Aのメンバーは互いに違う道に進んだ。 明は自分の航空会社で社員として働き、光は慧と結婚。 つい最近、二人は子供を授かった。 現在はは受付嬢として滝島グループの手伝いをしている。 そんな2人は今夜、仕事が終わって、呑みに行ったのだが… 「もぉ〜一軒行こーよ〜♪」 「な…なあ…明……呑みすぎじゃないのか…? さっきの店で結構、呑んてただろ?」 「らいじょーぶよ〜♪光は呑まないの〜? あっ…赤ちゃんいるもんねぇ〜♪いいな〜」 明はふらつく足で歩道を歩く。 酔っ払って露出した服が、明の色気をより誘っていた。 そのせいか、光は周りの下心丸出しな男性たちの視線が痛かった。 「明…、もう遅い時間だから帰ろう 宙が心配する…」 「いーやーよ〜! あんな奴が心配するわけないじゃな〜い」 明は子供のようにニタニタ笑いながら、バンバンと光の背中を叩いた。 「痛い、痛いっ! あ…明!そんなことないぞ!きっと宙は心配しているはずだ」 「いいわよね〜…光は…… 慧は光のこと、大切に想っていてくれるんだもの」 「え?慧が?私を大切に?ハハハハ!そんなわけないだろ! 私の方が大切に思ってるからな!」 光は腹を抱えて笑った。 「私は十分に大切に思っているわよ。でも宙は…。 光…。慧に“好き”……って何回言われたことがある…?」 明は少し躊躇いながら言った。 「えっ…えっと…1…2…3…4…ありゃ?いくつだったかな…」 「あーうらやまし〜。そんなにたくさん、言われたいよ〜」 明はムスッとして、ため息をついた。 そして、いきなりその場に倒れ込んだ。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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