2/3ページ目 「そ・・それ本当?」 予想もしていなかった発言に乱菊は動揺を隠せなかった。 「うん♪」 乱菊はニコニコとご機嫌な顔するギンを見て思った。 (やられた・・・) これはギンの罠なのだろう、と確信したのだ。 「乱菊が食べひいんやったら捨てるしかないもんなァ」 ギンが少し目を開ける。 そして、その瞳が意地悪そうにぎらりと光ると同時にギンは乱菊の額にキスを落とす。 「へ?」 突然の行為に驚いて、ばっと勢いよく上を見上げる。 そこには嬉しそうな顔をして尻尾をふる、狐がいた。 「うまそーな焼き餅仰山作ってくれて有り難ぉ。遠慮なく頂きますわ」 「はっ!?ちょっ・・・いやぁぁぁああ////」 (真っ赤になるまで熱を通して膨らました餅は、僕の大好物なんや。御馳走様。美味しく頂きましたわァ〜。乱菊さん♪) おわり 2011/2/18 →後書き <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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