1/4ページ目 今日も恒例、小競り合いが始まる。 「ソル!待ちなさいっ!!逃げ切れると思うな!!…って、待て!?」 青い剣士がつっかかってくる。 それを面倒くさそうに横目で流すとまた、追いかけてくる。 「…」 …先日のあの青年は何処へいったのやら。 自分を好きだと、顔を紅くして泣いた、あの子供は…。 これじゃあ何時もと変わらない。 変わりたい?… 彼が望むなら?… 後ろに自分を追う声を聞きながらそんな事を考えていると。 「カイ様!!カイ様ー」 青年を呼ぶ声。 「ん?ぁ…は、はいっ!!」 …仕事そっちのけで俺を追ってきたのか… 「…早く行ってこい…」 立ち止まり、チラリと顔を向けてやると。 「!?っ#$%&−−はい…」 肩を落とし、残念そうにコートを風に翻し部下の元へと走って行った。 五月蝿いのがいなくなったとまた歩き出すが… 「…」 騒がしかった街の音も耳には遠く、 自分を追いかけた子供の声も… 「…」 聞こえない。 何だか少し物足りない気がする。 …これを何と呼ぶか… 「…んんー…」 ガリガリと頭を掻いて、処理に面倒な感情を心の隅に追いやった。 今日の予定は…とりあえず。 「面倒くせぇ…」 後回し。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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